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レス・ポール モデルの修理 [音楽]

ギターメインテナンス記事の第三弾。

FLG75full-1.JPG

画像を見ていただければ分かる人には分かる、ジェフ・ベック仕様のコピーモデル。

これはココの14ページに出ているFLG-75と言うモデル。

通常、フェルナンデスのギブソン系コピーモデルはBurnyブランドで発売されているが、
コレは1978年に短期間販売された
フェルナンデスの通称「石ロゴ」が入ったちょっと珍しいレス・ポールモデル。

実際、78年の第2弾カタログではBurnyロゴに変更されている。

FLG75head1.JPG
珍しいけど余り格好良くないね…

当時の定価は7万5000円、実際の製造はトーカイ楽器らしい。

コレは楽器店で購入したものではなく、85年頃に雑誌の個人売買コーナーに
"ジェフ・ベックモデルのレスポール求む"って投稿し、8000円で入手したモノ。

元々付いていたピックアップがディマジオのパチモンみたいなヤツだったので、
入手直後にフロントはダンカンのSH-1(59n)、リアを同じくダンカンのSH-4(JB)に交換済み。

今回は経年劣化でペグのトルク調整が利かなくなっていたので交換することにした。

FLG75-head-back1.JPG
元のペグはこんな感じ

元々はグローバータイプのペグが付いていたけど、大先生のギターはシャーラー製。

本来ならシャーラーに替えるべきなんだけど、
木ネジの位置が違うので、木工が必要になるし、そもそもシャーラー製品は高い。

ところが、たまたまヤフオクでGOTOHのSG-301と言う
ネジ穴グローバー位置、ツマミがシャーラータイプのモノを発見。
当時の国産ペグは殆どがゴトー製なので、きっとそのまま付くだろうと思い購入しておいた。

SG301.JPG
かなり年代物と思われる外箱

SG301-2.JPG
でも、中身は新品

あと、テイルピースも経年劣化でメッキが浮いてきているのでこちらも交換しようと思い、
フェルナンデスのテイルピースブリッジも購入しておいた。

FLG75-tail1.JPG
こんな感じでメッキが浮いています

Fer-tail.JPG
フェルナンデスのテイルピース
但し、SGジュニア用っぽい

実は、このタイプだとどうしてもオクターブチューニングが追い込めないので、
楽器としてはこう言うバダスタイプのブリッジにするのが真っ当なんだけど、
コレはあくまでルックス重視なので、あくまでストップバー・テイルピースに固執。

元々付いていたペグを外して新しいペグを当ててみると案の定 ネジ穴はピッタリ!

FLG75-head-no-peg1.JPG
ペグを外すとこんな感じ

FLG75-headback-nopeg1.JPG
薄くシリアルの刻印が見えます
一番頭の数字が7なので 多分77年製造

全くの無改造で簡単に交換完了。

FLG75-head-new.JPG

FLG75-headback-new.JPG
元々の取り付けがテキトーだったらしく
よく見るとペグのツマミがアッチコッチ向いちゃってます

後は弦を張ってオクターブチューニングを出来るところまで追い込んで作業完了。

FLG75-renew-full.JPG
どうです、カッコイイと思いません?(自己満)
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